先月は「ホスピスケア」を簡単に説明させていただきましたが、今月はそのちょっと手前「緩和ケア」についてお話ししたいと思います。

それぞれを要約すると

ホスピスケアは簡単に要約すると、最後の日々をできるだけ穏やかに、尊厳を保ちながら過ごせるよう支援すること。

緩和ケアを同じように要約すると、治療的な医療処置と生活の質の向上を目的とした総合的なケア。

というような感じになっています。

ホスピスケアとの違いは

緩和ケアは病気の初期段階からスタートし、治療と並行して提供されることが望ましいとされています。

また、症状の緩和や治療的な医療処置に加えて、患者とその家族の心身のサポートが重視されます。

治療の効果が限定的になり限界に近くなってくると、症状緩和のサポートをメインとしたホスピスケアへと移行していくようになります。

 

どちらも生活の質（QOL）を向上させる事を目的としていますので、患者様やご家族様のご希望をお聞きするところから始まります。

ききょう会には訪問診療に関することだけでなく、様々な事を相談できる「相談員」が各クリニックにいます。

もちろん、ご対応できる事とそうでないことはあるとは思いますが、対応できそうなところをご紹介することもできます。

おひとりで悩まずに、一度お気軽にご相談ください。