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在宅医療での疼痛緩和とは?(豆知識)

[2023.09.10]

病気やケガで出てくる症状の一つに「痛み」があります。

今日はそんな「痛み」に対して在宅医療でもできることのご紹介です。

内服薬の処方

皆さんが一番最初に思いつくのは薬を飲む。でしょうか?

もちろん在宅医療でもお薬を出すことができます。

カロナールやイブプロフェン、ロキソニンなどはよく聞かれる薬剤名です。

市販薬よりも強めのものがありますので、医師の指示に従って服用してください。

薬局に取りに行くのが難しい場合は訪問服薬という契約をしていただき、薬局さんにご自宅までお薬を届けていただくこともできます。

訪問服薬の薬局さんは、私たちと一緒で、24時間365日動いてくださるところもあるんです。

外用薬の処方

ケガをした時には湿布を貼ることも多いですよね。ジェルや液薬を塗ったりすることもあると思います。座薬や点眼薬も外用薬の一種です。

分かりやすい商品名だと、サロンパス、バンテリン、アンメルツ、ボラギノールなどが外用薬にあたります。

湿布薬のなかにも、温湿布・冷湿布・テープ状と様々な種類があります。

それぞれ貼る場所の可動性、匂いが大丈夫か、皮膚の過敏性などを考えながら選択します。

かぶれが出たり、すぐはがれてしまうなどの不具合があったら医師や看護師に相談してください。

外用薬にも強い、弱いがあります。処方される薬の中には強いものもあるので、余っても、安易に人にあげてしまったりはしないでください。

注射

ここからは、はっきりと「医療」と認識されることが多い対応例になってきます。

注射は薬剤を皮下や筋肉、血管に直接注入するので、効き始めまでのタイムラグが少なく、即効性があります。

持続的に少量づつ投与してく点滴注射には、時間によって定期的に注入されるものや、ポンプによって一定量を投与しつつも、痛みがひどくなったら追加投与できるボタンが付いているものなどさまざまな種類があります。

簡単な手術の時に使用される局所麻酔も大きく分けると「痛み止め」の一種ですね。

 

麻薬

緩和ケアの真骨頂である麻薬の取り扱いは保管するのも、処方するのも専用の資格が必要です。

麻薬にも内服・外用・注射と様々な形態があります。

もちろん在宅医療でも使用可能で、前述の訪問薬局さんや訪問看護師さんと連携して、配薬や機械の設定、薬剤の交換などを行います。

麻薬は効果が強い反面、副反応も出やすい方が多いです。その副反応への対応も併せて対応していきます。

簡単ではありますが、痛みに関して在宅医療でできることをお伝えさせていただきました。

色々な方法がある事がわかっていただけたでしょうか?

在宅医療は、痛みに関しても相談に応じる事ができますので、我慢せずに医師や看護師、相談員にお伝えください。

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