実績
医療法人ききょう会は在宅医療・訪問診療クリニックですが、特に在宅ホスピスケア・在宅緩和ケアを得意として診療を行っております。
当法人の在宅医療・訪問診療の実績をご覧いただけます。
患者数
医療法人ききょう会のクリニック全体で診療を行っている患者さんの総数です。
近年は、お看取りをさせていただく患者さんの人数が毎年300名以上(後記)になるのですが、それを上回るご紹介やお問い合わせをいただいております。
なお、統計によると全国の訪問診療を提供している医療施設1件あたりの平均患者数は25-30人程度と推計されます。当法人では全国平均の10倍以上で、1クリニック当たり平均患者数は276名(2023年)となっております。
(訪問診療を行う在宅療養支援診療所・病院の数は全国で約15,000施設、全国の訪問診療人数は概ね400,000人(「在宅患者訪問診療料」の件数795,316件(2019年)より推定)、統計数字は厚生労働省在宅医療の現状(令和4年)についてを参照)
患者さんの入居タイプ内訳
当法人が訪問を行っている患者さんのお住まいの割合です。
概ね7割が患者さん個人のご自宅への訪問、3割が介護施設等の施設に入居されている患者さんへの訪問となっております。
お看取り数
当法人から在宅ホスピスケアを提供させていただいた患者さんの数の概ねの指標となります。
新型コロナウイルスの感染者数増や入院制限のため2021年がピークになっておりますが、当法人にお問合せやご紹介をいただく患者さんの約半数は在宅ホスピスケアを希望される患者さんで、この数は年々増加しております。
当法人は在宅ホスピスケア・在宅緩和ケアの考え方を重要にして診療を行っております(ききょう会の訪問診療と在宅ホスピスケア)が、患者さんやご家族のご意向が最終的に変わることもございます。元々はご自宅でお看取りを希望され診療を行ってきたが、現実的にそのタイミングになって病院でのお看取りを希望されるケースもあります。このようなケースでは上記の数字には入りませんが、患者さんやご家族の意向を大切に、悔いのない最期の時間の支援をサポートすることも在宅ホスピスケアとして重要な考え方としております。
がん疼痛緩和
がん性疼痛の症状緩和を目的として麻薬を投与されているがん患者を対象とし、WHO方式の治療法に基づいて計画的な治療管理を行った件数です。がん性疼痛緩和指導管理は緩和ケアに係る研修を受けた保険医が計画的な治療管理及び療養上必要な指導を行います。(専門資格者の在籍)
当数値は医療保険診療報酬制度上のがん性疼痛緩和指導管理料の件数になります。
在宅ホスピスケアを希望する患者さんの全てではありませんが、がん終末期の患者さんが多くいらっしゃいます。(ホスピスケアの対象はがんだけではない)
人工呼吸器
終末期の筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの神経筋疾患や、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの慢性呼吸器疾患、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)や心不全などの急性呼吸不全の患者さんで人工呼吸器が使用されます。
医療保険診療報酬制度上の人工呼吸器加算の件数になります。
在宅酸素療法(HOT)
慢性呼吸不全や肺高血圧症などの疾患で、日常生活に支障をきたすほどの呼吸機能の低下がある患者さんを対象に、専用装置から酸素を供給する治療法です。
医療保険診療報酬制度上の在宅酸素療法材料加算の件数になります。
在宅持続陽圧呼吸療法
慢性心不全などの疾患で、専用装置で患者さんの呼吸をサポートする治療法です。
医療保険診療報酬制度上の在宅持続陽圧呼吸療法材料加算の件数になります。
在宅中心静脈栄養法
末期のがんなどで口から十分な量の食事ができない方や、消化管の機能が十分でない患者さんに対し、専用の管を中心静脈という血管に通して行う栄養補給方法です。
医療保険診療報酬制度上の在宅中心静脈栄養法指導管理料の件数になります。
保存血液輸血
がんの終末期で貧血が進行してる場合や、慢性疾患の終末期で貧血が進行している場合、血液疾患により定期的な輸血が必要な場合に行われる輸血です。
医療保険診療報酬制度上の保存血液輸血の件数になります。
ききょう会の在宅ホスピスケアについて職員インタビュー
在宅ホスピスケアは最期を迎えるにあたって患者さんや家族のQOLを最大化させることにありますが、その方法は患者さんによって十人十色で一義的に決まることではないと思っています。そして、当ページに記した数字として表せないことも多くあります。
ききょう会が大事にしている在宅ホスピスケアの考え方についてスタッフインタビューを行っておりますので、考え方の参考にしていただけたらと思います。