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2026年1月スタート「かかりつけ医機能報告制度」|「いつまでに」「何を」すべきか

[2025.11.13]

「新しい制度が始まったが、具体的に何をすればいいのか?」
「報告が必要なのは分かったが、手順がわからず後回しになっている…」

2026年1月から始まる「かかりつけ医機能報告」を前に、このようなお悩みを抱える医療機関のご担当者様も多いのではないでしょうか。

この記事では、医療機関の担当者様が「いつまでに」「何を」「どのように」進めればよいかをざっくりと3つのステップで解説します。

厚生労働省提供の公式テンプレートリンクも網羅しています。

 

そもそも「かかりつけ医機能報告制度」とは?

本制度は、各医療機関が持つ「かかりつけ医」機能を患者や地域に分かりやすく「見える化」するものです。

医療機関の強みを活かした地域連携を促し、患者さんが自身に合った医療機関を選びやすくすることを目的としています。

報告情報は、医療機関検索サイト「医療情報ネット(ナビイ)」で公開されます。

これは自院の取り組みをアピールする絶好の機会である一方、報告が不十分な場合、患者の選択肢から外れる可能性も示唆しているので、掲載すべきでしょう。

 

全体の流れ:大きくざっくりと3ステップ

対応は大きく3つのステップに分かれます。まずは全体像を把握しましょう。

【STEP 1】今すぐ始めるべき「準備」作業(〜2025年12月)

報告期間が始まる前に、必要な情報を整理し、資料を準備します。ここが最も重要なステップです。

自院の機能を棚卸し

まずは、報告に必要な情報を整理します。これが報告作業の「元データ」となりますので、正確に確認しましょう。

かかりつけ医機能の「1号機能」と「2号機能」について、下記を確認してください。

かかりつけ医機能の確保に関するガイドラインより引用

1号機能(かかりつけ医としての基本機能)

以下の確認が必要です。

・医師の研修:「かかりつけ医機能に関する研修」を修了した医師、または「総合診療専門医」は在籍していますか?(有無の報告)
・一次診療 :厚労省が定める17の診療領域のうち、1つ以上で一次診療を提供できますか?
・患者相談: 患者からの医療に関する相談に応じる体制はありますか?

17の診療科

かかりつけ医機能の確保に関するガイドラインより引用

2号機能(地域連携など、より高度な機能)

※1号機能の要件を満たす場合に確認します。

時間外診療:地域の輪番制への参加、自院での随時対応、他院との連携など、時間外に対応できる体制はありますか?
入退院支援:後方支援病床の確保(連携も可)や、地域の退院支援ルールへの参加実績はありますか?
在宅医療:訪問診療や往診、在宅での看取りなど(連携も可)を提供していますか?
介護連携:主治医意見書の作成や、地域ケア会議への参加実績はありますか?

かかりつけ医機能の確保に関するガイドラインより引用

「院内掲示物」を作成する

報告内容を患者に知らせるため、院内にポスター等を掲示する必要があります。厚生労働省がひな形(Wordファイル)を用意しています。

1. 様式(院内掲示)をダウンロード
リンク先はこちら

2. ダウンロードしたファイルに、STEP1でチェックした内容を記す


3. 印刷して、受付や待合室など、患者の目に付く場所に掲示

 

これで院内掲示の準備は完了です。

 

「患者さんへの説明様式」を準備する

2号機能を持つ医療機関は、患者さん(※)から求められた際に、治療計画などを説明する努力義務が課せられます。

いざという時にスムーズに対応できるよう、こちらもテンプレートを準備しておきましょう。

(※対象:在宅医療や、おおむね4ヶ月以上継続して通院が見込まれる外来患者など)

1. 様式(患者説明様式)をダウンロード

リンクはこちら


2. 自院の名称や連絡先などをあらかじめ入力し、テンプレートとして保存

 

これで、急な依頼にも慌てず対応できます。

 

【STEP 2】オンライン報告「G-MIS」の使い方(2026年1月〜3月)

準備が整ったら、いよいよ報告期間です。

報告は医療機関等情報支援システム(G-MIS)というオンラインシステムで行います。

コロナの報告でよく使ったものです。

G-MISにログインできますか?

報告期間になってから「ログインできない!」と慌てないよう、事前に確認が必須です。

G-MIS ログインページ

【よくあるトラブルと対処法】

パスワードが不明な場合: ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」から再設定できます。
IDが不明・未取得の場合:発行に2週間以上かかることもあるため、今すぐ以下のフォームから申請します。
G-MIS新規ユーザ登録申請フォーム

オンライン報告作業

ログインできたら、入力作業に移ります。

1. STEP1で確認したものを記す


2. 自動入力(プレプリント)は必ず確認
診療報酬の実績など一部の項目は、レセプト情報から自動で数値が入力されます。

非常に便利ですが、必ず自院の記録と照合し、数値が正しいか確認・修正してください。


3. 最後の「報告」ボタンを忘れない
全ての入力が終わったら、画面右上の「報告」ボタンを必ずクリックします。

これを忘れると提出したことにならないため、要注意です。

 

報告して終わりじゃない!報告後のアクション(2026年4月〜)

報告が完了したら、最後にもうひと仕事です。

「医療情報ネット(ナビイ)」で自院の情報をチェック
報告した内容は、患者さんが医療機関を探すためのウェブサイト「医療情報ネット(ナビイ)」で公開されます。自院の情報が正しく表示されているかを確認しましょう。

・患者さんへの説明に備える
STEP 1で準備した説明様式がここで役立ちます。患者さんや家族から説明を求められた際は、この様式を活用して丁寧に対応しましょう。

 

まとめ

「かかりつけ医機能報告制度」への対応は、単なる事務作業に留まりません。

これは、自院の強みを再確認し、地域における役割を明確化し、そして患者へ効果的にアピールするための重要な取り組みだと考えています。

 

医療法人ききょう会は東京都から埼玉県まで広く在宅医療(訪問診療)の提供を行っており、特に在宅ホスピスケア・緩和ケアに力を入れています。

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