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クリニックだよりを発行しています。4月号

[2025.04.01]

皆さんは当院発行のクリニックだよりをご覧になったことはありますか?

季節ネタやクリニックネタ、健康ネタなど色々発信しています。

そんなクリニックだよりの4月号から・・・

 

春にかかりやすい病気:風疹

風疹は【風疹ウイルス】によって起こる、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とする感染性のウイルス性発疹症です。

風疹ウイルスの感染経路は、飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。

また、風疹への免疫がない集団においては、1人の風疹患者から5~7人にうつすと言われている、強い感染力を有します。

症状は、通常耳の後ろのリンパ節が腫れ、顔や耳の後ろに発疹が現れるのが特徴的で、発疹は身体にも広がります。

発熱することもあり、発疹が消えていく頃にかゆくなります。

大人になってからかかると発熱や発疹が出ている期間が長く、関節痛がひどくなり、小児より重症化することがあります。

感染しても症状がほとんど現れない不顕性感染から、重篤な合併症併発まで幅広く、臨床症状のみで風疹と診断することは困難な疾患です。

 

予防として一番効果があると言われているのはワクチン接種です。

他の予防としてはコロナやインフルの時期と同様に手洗いやうがいを徹底し、栄養と睡眠をしっかりとることが推奨されています。

また、風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風しん症候群)子どもが出生することがあります。

(妊娠1ヶ月でかかった場合50%以上、妊娠2ヶ月の場合は35%などとされています)

妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、抗体を持たない又は抗体価の低い妊婦は、風しんが発生している地域では、可能な限り不要不急の外出を避けていただき、やむを得ず外出をする際には可能な限り人混みを避けていただくなど、風しんにかからないように注意してください。

また、妊婦の周りにいる人(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族等)は、風しんに感染しないように予防に努めて下さい。

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